蠅の王 -Lord of the Flies-

ウェブと営業と三行日記。

2008年11月

今日の昼飯は焼魚定食。そして、私の一方的な信長の野望話で大いに盛り上がった。
好きな戦略は「先手必勝皆殺し」。物量至上主義による蹂躙戦こそが、信長の野望の
楽しみであると熱く語ったが、浪漫が無いとのことで即否定されてしまったのである。
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「技術はある。商材もある。協業したいんだけどノープランなので何か提案してくれ」
などと言ってくるクライアントが、お金を出したことは未だかつて1度も無い。
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Yahoo!、検索行動データと融合したネットリサーチ「Search Insight」を提供開始
「Yahoo! JAPANでの検索行動データ」×「特定期間でのキーワード検索実績」で、
調査目的に合った候補者を抽出し、「属性、検索動機、検索前後の行動、
キーワードへの関心度」についてのリサーチを行うというYahoo! ならでは
(と言うより独壇場)の強烈無比なサービスだ。

営業的に見ると、何と言っても、リサーチ予算だけではなく、リスティングを
始めとした広告予算を喰い取れる可能性の高い点が実に素晴らしい。

但し、リサーチを行う上では回答者の母数が重要になってくるが、検索の
ビッグワードでない限り調査対象者が非常に限定される可能性があるため、
単価はかなり安くなってしまうことが予想される点が難点か。

とは言え、「Search Insight」への企業担当者からのニーズは高いと思われるので
問い合わせ増加や新規開拓時のキラーコンテンツとして、Yahoo!の広告営業しても
リサーチの営業としても、強力な営業ツールとなることは間違いないだろう。


●2011年12月追記
結果的には、引き合いは多かったもののリサーチビジネスとして上手くはいかず。
実際に調査企画を考えようとしてみると、検索行動データを事前調査の配信条件にする意味があんまりなかったから、とのこと。



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アフィリエイトというと、個人ブログ経由でコンバーション(登録・購入などの成果)
して報酬が発生しているようなイメージだが、実際にはアフィリエイトプロバイダの
売上の大体約8~9割は、ブログではなく大小無数のポイントサイトが賄っている。
(上記の割合は、あくまでも「アフィリエイトサービスプロバイダ」の場合)

つまり、アフィリエイト経由で、購入したり登録したりする人達というのは、
その大部分が大小無数のポイントサイトのユーザーなのである。

アフィリエイトというのは、比較的低コストで費用対効果の高い手法として、多くの
企業で活用されているが、アフィリエイト経由でリーチできる購買層というのは、
非常に限定的であることを踏まえて活用すべきと言えるだろう。

また、アフィリエイト経由で購買活動を行うユーザー層というのは、前述のとおり
ポイントサイトのユーザーである場合が多いので、自社サイトのリピートユーザーには
成りにくいとのデメリットもある。
(ポイントサイトのファンであって、自社サイトのファンとは中々なってくれない)

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【広告】会員制コミュニティサイトによる広告モデル1

未だに、竹の子のようにポコポコ生まれてくる会員制コミュニティサイトによる
広告モデルは、もっとも基本的な3点が理解されておらず、収益を如何に上げて
いくのか具体的な戦略が欠けたままスタートしてしまう場合が非常に多く感じる。

即ち、

1.集客:会員を集めること。
2.維持:集めた会員を活性化しアクティブ会員を維持し続けること。
3.収益:広告で収益を上げるには営業が必要なこと。


【1】集客-会員を集めること。
コミュニティサイトという入れ物があるだけでは、ユーザーは集まらない。
ユーザーがサイトを訪問し登録し継続的に利用してもらうには、4つの手法がある。
「情報」「コンテンツ」「インセンティブ」「コミュニケーション」

広告を売るための媒体価値としては、余程専門的なものでない限り、最低10万人規模の
会員が必要となる(性別・年代でセグメントしても、万単位を維持する最低ライン)。
しかしながら、会員を集めるには、特に短期間で集めるには非常にお金が掛かるのだ。

大抵の場合、アフィリエイトで集めるのだが、1ユーザーの登録あたり50~500円くらい
のコスト(登録条件や成果対象条件による)が掛かるので、1万人の会員を集めるだけ
でも先行投資として100万単位もの資金を投入する必要が出てくる。
そして、最終的に専門性のない会員制サイトは、累計会員数1,500万人を誇るmixiと
戦わなくてはならなくなるという絶望的な展開が待っているのだ。
(広告主の取り合いという意味でも、アクティブユーザーの取り合いという意味でも)


このパターンの最大の失敗例(まだ稼動しているが)と言えるのが、Anyだろう。
様々なベンチャーキャピタルからmixiを超える資本金を得て、アフィリエイトで
短期間に60万以上の会員を集め、SNSの中では何でも有りの高機能さを誇っているにも
関わらず、ユーザー活性化状況といえば、パッとサイトを見てもユーザー規模に
見合わない低いレベルであり、未だ広告収益の目処すら立たない状態であるからだ。


そこで、mixiとの正面対決を避ける方向性としては、カテゴリ特化型(例:@cosme/
化粧品)や職業特化型(例:m3/医師)などの特化型会員制サイトの道もある。
しかしながら、特化型のユーザーというのは、特化しているが故に、
マス広告的なアフィリエイトで大量に集めるのは難しく、サイト上の
「情報」「コンテンツ」「コミュニケーション」のいずれかを充実させて、
地道にユーザーを増やしていくしか道はない。

【成功例】
・情報:@cosme 化粧品のクチコミ
・コンテンツ: モバゲータウン 無料ゲーム
・コミュニケーション: 成功しているコミュニティサイト全般


そして、「情報」「コンテンツ」「コミュニケーション」を充実していく作業と
いうのは、アフィリエイトによる集客とは異なり、時間も人的リソースも掛かる
気の遠くなるような道である。何しろ、どんな頑張ってユーザーを獲得しても、
その時点では広告収益に繋げるためのスタートでしかないのだ。
しかも、折角獲得したユーザーも、あっという間にサイトに飽きてしまうので、飽きる
前までに、ユーザーにサイトへの居心地の良さを感じて貰わねば話が始まらない。

モチベーションを下げる最大の要因は、給与が少ないことや職場の人間関係などでは
ない。明日に絶望することである。希望さえあれば、給与が少なくても人間関係が
悪くても頑張れる人はいる。だが、絶望したまま頑張れる人はいない。
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