蠅の王 -Lord of the Flies-

ウェブと営業と三行日記。

2014年10月

新しいMacBook Airを購入したので、移行メモ+「私が」入れるオススメアプリをまとめてみた。各種設定は、WindowsからMacBook Airに移行した際の記事に記載してある。


●MacBook Airの利用目的
ブラウジング+写真管理+音楽・動画変換。
iPhone・iPad miniの母艦+メインPCとしての役割。
仕様:13.3inch、メモリ 8GB、容量 512GB SSD、重さ お好み焼き3枚分。


●MacBook Airの移行理由
容量とメモリがカツカツになっていたため。
(旧MacBook Airは、メモリ4GB・容量256GB SSD)

なお、丁度4年間使用した旧MacBook Airは、LINE MALLで中古品として売却。
4年間大事に使っていたおかげもあり、購入者の方にも中古に見えないくらい綺麗と喜んで貰えた。


●Mac同士の移行方法メモ
1.新Macを取りあえず立ち上げて、Macアドレスを確認

2.旧Macで、無線LAN危機のMacアドレスフィルタリングに登録

3.新Macを無線LAN危機に接続設定

4.新Macを最新のOSにアップデート

5.新旧Macの両方で「移行アシスタント」を立ち上げて、移行開始
(「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダの中にある)

6.約230GBで18時間かかった(光回線の無線LAN経由)

7.で、新Macを立ち上げてみると、あらビックリ。
 設定やソフトを含めて完璧に移行されておるがな。

8.Macスゴイ


●オススメアプリ20個
(ツール系)
1.Opera(ブラウザ)
→デフォルトで必要機能が揃っており、完成度が高い。
 Chrome拡張機能にも対応しており、Chromeほどメモリを喰わない。


2.Alfled(キーボードランチャー)
→キーボード派には必須。超便利。


3.BetterTouchTool(トラックパッド拡張)
→主にアプリケーションスイッチ機能用。
BetterTouchTool公式サイト


4.ClipMenu(クリップボード拡張)
→クリップボード拡張+メルアド入力。


5.TotalFinder(Finder拡張)
→タブ機能など各種機能付加。
TotalFinder公式サイト


6.StuffitExpander(ファイル解凍)


7.Memory Clean(メモリ解放)
→ステータスバーに空きメモリが表示されるのが便利。


8.Sophos Antivirus for Mac(アンチウイルス)
→無料、検出率が商用並み、割と軽い、定期スキャン機能対応。
Sophos公式サイト


(オフィス系)
9.Dropbox(オンラインストレージ)
Dropbox公式サイト(500MBボーナス!)


10.Evernote(メモ)
→オンラインメモ+タスク管理用に使用。
 (iOSアプリの「Awesome Note」での使用がメイン)


11.LibreOffice(オフィスソフト)
→MS Officeのファイル閲覧・作成用。日本語対応。割と軽い。
LibreOffice公式サイト


12.Airmail2.0(メーラー)



(ソーシャル・ニュース系)
13.Picasa(写真管理・共有)
→ローカルからウェブアルバムに一括アップができる。
Picasa公式サイト

(関連リンク)
Picasa Web Album(マイアルバム/主に旅行写真)


14.Reeder2 for Mac(RSSリーダー)
→ウェブ版Feedlyの同期用。完成度が高く速い。


15.Pocket(後で読む)


16.夜フクロウ(Twitterクライアント)
→シンプル。


17.NNDD(ニコニコ動画閲覧ソフト)
NNDD公式サイト


(その他)
18.AppCleaner(アプリ削除支援)
AppCleaner公式サイト


19.SiteSucker(サイト一括ダウンロード)
→ブログバックアップ用。


20.Disk App(不要ファイル削除)
→ボタン押すだけと超シンプル。



(関連記事)
iPhone6を購入したら「私が」入れるオススメアプリ25選[前編](検索系・ツール系・ニュース系)
iPhone6を購入したら「私が」入れるオススメアプリ25選[後編](ソーシャル系・解析系・EC系)

営業でよくある悪い教え方とその「具体的な」改善方法をまとめてみた。
ここでは、ネット系の法人営業を想定している。
まずは、基本となる営業資料を使った「営業トーク」の具体的な話から。


●教えるのが下手な営業の教え方
営業の場合、教えることが下手な人は、営業資料の説明を聞かせてさぁ同じように説明してみろ、と言う。すると、新人はそのまま暗記するだけになる。暗記したトークなんて、相手に伝わる訳がない。
何故なら、新人自身が何を伝えるべきか、を(教えられていないので)理解していないから。


●まず教えるべき営業トークの「前提知識」
ちゃんと教えるには、まずは、
会社の目的・強み→営業の役割→資料全体の目的→ページごとのメッセージ、と
大枠の話から資料1ページごとにまで、ブレイクダウンしていきながら、営業トークの前提となる会社の目的や役割などの理解を深める。
これにより、営業資料の意味や各ページの意味を深く理解することができ、自信を持ってトークする土台となる。


●営業トークの基本ルール「1メッセージ・3つの理由」
新人が大枠の話を理解できたら、次は具体的な営業トークを、
資料1ページ=1メッセージ・3つの理由」、のルールで教える。

最初も、資料1ページごとのメッセージを教え、実際にトークをしてもらう。
メッセージとは、各ページで伝えるべき自社の強みや特徴のこと。
1ページ1メッセージなので、20ページの資料でも30〜40秒でトークが終わる。
1メッセージトークを繰り返し練習してもらい、よどみなくトークできるまでやる。

それができたら次は、1メッセージの根拠なる3つの理由を1ページごとに説明する。
その際に、1メッセージ・3つの理由は、ノートに書いてもらう。書いた方が頭に入りやすいのと、営業トークを練習する際に、最初はノートを見ながら練習するために、だ。
1ページ1メッセージ・3つの理由なので、20ページの資料でも3分程度で終わる。
同じく、1メッセージ・3つの理由トークを繰り返し練習してもらい、よどみなくトークできるまでやる。この時、早口にならないようゆっくりトークするように言う。


●営業トークのロールプレイング
最期の仕上げは、営業以外の社内スタッフに協力してもらい、営業トークの本番形式のロープレを行う。
ここまでの「1メッセージ・3つの理由トーク」の練習をきっちりやっていれば、ロープレでの評価は上々となるはずだ。


「営業トークの前提知識」「1メッセージ・3つの理由ルール」
これが基礎。これを徹底する。細かい説明の仕方や事例紹介は後でいい。


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⚫︎営業職は教えるのが下手な人が多い理由
営業という人種は、それはもう「教える」ことが下手な人種であり、何故下手かと言うと、
「行動」だけで結果を出してきた脳筋な人や、売上が大きいという意味では優秀なのだが感覚派で何となくできちゃう人が多く、自身のノウハウや経験を言語化・体系化できる人がほとんどいないからだ。

と言うか、そもそも「教える」ことを重要視していないし、興味もない。
一言目には、自分で考えてやれ、と言う。
そして、二言目には、やればできる、と言う。
そう言う人が、どうやればいいのかは大体は説明できない。
自分で考えて言語化していないから。

「売上の大きい営業」が「教える」こともできるとは限らない。むしろ、下手過ぎる場合も多い。
教えるのが下手の人に多い最たるものは、自分が見えているものと教える相手が見えているものの差を理解していないこと。そして、工夫の土台となる基礎を教えないこと。学びの先のあるべき姿と、学びのステップを教えてないこと。


教え上手になるためのキーとなるのは、
「言語化」「成功体験」「褒めること」の3つ


1.営業職における言語化の重要性
営業職における「言語化」は、ノウハウの体系化・可視化の面だけではなく、「検証」という点でも非常に重要である。訪問の際の目的や得るべき情報を達成できたかのチェックには、言語化するのが一番だ。抜け漏れにすぐに気付ける。そして、案件実施後に結果を言語化することが、ノウハウの蓄積に繋がる。

「教える」という行為で重要なことは、「言語化」と「反復練習」だと考えている。なので、例えば新人に営業訪問で同行する際は、事前に「目的」「得るべきもの」「手順」を必ず言語化させて、訪問直後に必ずチェックするようにしている。これを毎回毎回しつこく繰り返す訳だ。


2.細めに成功体験を得てもらう
「教える」行為には、「成功体験」をある程度コントロールすることが重要だと考えている。新人にいきなり難易度の高過ぎる絶壁を登らせるなんて無理な話。
千尋の谷に突き落とせば百獣の王でも死ぬ。
まずは、低いハードルから始めて、乗り越える「成功体験」を得てもらう。乗り越え方を覚えて、乗り越えられると自信を得ることができたら、後は自分の手と足で登れるようになる。

新人営業を育てる際に重要なことは「リソース管理」。
最初の時点では、難易度の低いメイン商品・サービスの案件に絞って割り振るべきで、メイン商品・サービスでの一連の営業フローを覚えるまでは、他の仕事を振らない方がよい。それこそが基本の「型」であり、「型」こそが仕事の基盤となるからだ。


3.褒めるとは、相手を注意深く見て、何が正しい行動かを示すこと
「褒める」ということを知らない人は、他人に教えることは止めておいた方がいい。「褒めない」人は大抵相手に関心がない。そういう人の褒め言葉は著しく軽く、それが相手に伝わってしまう。

「褒める」ためには、相手の性格や行動をちゃんと見る必要がある。
相手の性格や行動に合わせた褒め方が重要だからだ。
そして、教えられる側にとって、褒められるということは、承認欲求を満たすインセンティブであると同時に、自分の行動が正しかった、という裏付けになることも意味する。
つまり、「褒める」ことで、行動の正しさを実感し、より自信を持って行動できるようになる訳だ。


(余談)自分で考えろ×放置プレイの負の破壊力
「仕事ができる人」で「教えることが下手の人」によくあるパターンは、放置プレイ。自身が色々と工夫して壁を乗り越えてきたこともあり、相手に手取り足取り教えることはせず、いきなり自分で工夫しろ、と言う。工夫の基礎となる土台も教えずに。そして、新人は失敗を繰り返しやる気は粉砕され、場合によっては心が折れる。新人営業の離職率が高くなるのは、大体このパターン。
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●背景
Twitterを使い始める前にRSSリーダーで記事を「眺めていた」時は、本当に記事の内容が頭に残っていなかった。読み終わった直後でさえ、内容について説明できないくらいに。
そこで、記事を読むだけではなく、記事の内容について書いた方が頭に残ると考え、Twitterにコメント・要約・引用して投稿する前提で読む運用を模索していた。


●活用目的
「情報収集」とは、ただ読むのではなく、インプットして整理して自分の言葉で言語化するところまでやって、初めて意味があるのだと考える。
そこで、まずはRSSリーダーをベースにインプット・整理する運用(Twitterへの投稿も含む)を構築することで、様々な分野について学び理解し、自身で考えてみるのを習慣化することを目的とする。


●前提条件
・iPhone・iPadのRSSリーダーアプリがメイン
・全ての運用をiPhone・iPad上で完結させる
・Twitter投稿機能と複数ページ一括取得機能を持つ
・PC(Web版)は基本使わない


●事前準備
(使用ツール)
Feedly(Web版RSSリーダー)
Reeder (Feedly連携iPhone・iPad版RSSリーダーアプリ)
Readability(複数ページ一括取得機能)

(RSSフィード加工ツール)
FullRSS(部分配信RSSフィードの全文化)
livedoor Page2feed API(無理やりRSS化)
(補助的)RSSクリエイター(部分切り出しRSS化)
(補助的)RSS広告削除社(広告RSSフィード削除)

(連携サービス)
Twitter
Tweetbot(Twitter、リアルタイム検索)
Awesome Note(Evernote)
livedoor blog


●運用方法
(基本的な運用)
1.RSSリーダーアプリ「Reeder」でまず気になった記事をピックアップする
(興味のない記事は手動で既読にする)

2.気になった記事を読む

3.「Tweetbot」でのリアルタイム検索で、他の人の記事に対する意見を読む

4.記事の「結論部分」or「気になった文章」を引用、
 または自分の考え付きのツイートをする
一記事に一ツイートだけとは限らず、考えが進み連投ツイートする場合もある
(ツイートするためには、内容を理解し考えて書く必要があるので、より頭に入る)

5.内容によっては、後で「Awesome Note」に関連ツイートをまとめて、
ブログの下書き代わりにする

6.「Awesome Note」にまとめた下書きをベースにブログを書く

※ 全ての気になった記事を6までやる訳ではなく、3〜6のどこまでやるかは記事次第で変わる


●運用の作り方
1.RSSフィードの登録
 →(全文配信)そのままReederに登録
 →(部分配信)FullRSSで全文化した上で登録
 →(RSSなし)Page2feed APIでRSS化した上で登録
2.RSSリーダーアプリでの複数ページ一括閲覧
 →ReederのReadabilityボタンで複数ページ一括取得が可能
3.RSSリーダーアプリでの外部サービス連携
 →Reederの標準機能で全て連携可能
 (Twitter、Evernote、Pocket、メールなど)
4.津田マガをReederで読む
 →「タグマ!」のRSSフィードを登録し、内蔵ブラウザでログインして読む
5.NAVERまとめでのツイート被引用確認
 →Googleの検索結果URLをPage2feed APIでRSS化した上で登録
 (検索ワードは「site:http://matome.naver.jp/ Yasuaki Madarame)


●登録しているフィード(約230、アクティブなのは100程度)
 −専門的な個人ブログ登録ジャンル
  ・書評
  ・著作権
  ・個人情報/プライバシー
  ・教育
  ・金融・経済
  ・国際
  ・政治・地政学
  ・法律
  ・医療
  ・インターネット
  ・マネジメント
  ・広告・メディア
  ・モバイル
  ・マーケティング
  ・リサーチ
   など
 −ビジネスニュースサイト(国内・海外)
  ・ダイヤモンド・オンライン
  ・JBPress
  ・現代ビジネス
  ・日経ビジネスオンライン
  ・日経トレンディ
  ・NHK 解説委員室ブログ
 −Yahoo!ニュース個人(2〜3名)
 −津田マガ(タグマ!)
 −解析用(自分のブログ、被はてブ、NAVERまとめでのツイート被引用確認)


●その他、備忘録的に
(今までに試したRSSリーダーアプリ)
Reeder
Feedly
Sylfeed
Byline
Newsify
Feeds
NetNewsWire
RSS probe
Pulse News
NewsRack
NewsBlur
RSS Flash g
Mobile RSS
m6sense
Flipboard
SiteViewer(現:ニュースボード)
Mr.Reader

(今までに試したRSSリーダーサービス)
Google Reader
Feedly
Netvibes
livedoor Reader
Bloglines
The Old Reader
Ino Reader
Digg Reader
はてなRSS

LINEカンファレンス東京2014

LINEカンファレンス2014。今回の発表のコンセプトは、

「LIFEプラットフォーム」
    と
「エンターテインメント・プラットフォーム」

という訳で、発表内容のまとめと言うよりは、私自身の見立てと今後の展開を考えてみる。って、色々考えていたら、モリモリ考えが連想されてしまって、結構長くなってしまった。

(目次)
1.LIFEプラットフォーム
 「LINE TAXI」(タクシー配車サービス)
 「LINE WOW」(フードデリバリーサービス)
 「LINE Pay」(決済サービス)
 「LINE Maps for Indoor」(商業施設ナビゲーションサービス)
 「LINE@ ID」(仕事用LINEアカウント)
2.エンターテインメント・プラットフォーム
 「LINE GAME」のラインナップ拡大
  新会社「LINE MUSIC」を設立
 「LINE公式ブログ」
 「LINE有料公式アカウント」
3.ビジネス・プラットフォーム(私の造語)
 『LINEビジネスコネクト」


1.LIFEプラットフォーム
狙いは、「ネットのみ」から「リアル=日常生活」へ。
コンセプトは、オンデマンドEC、即ち「リアルタイム×EC」。
「リアルタイム×EC」のサービスとしての第一弾は下記の2つ。

「LINE TAXI」(タクシー配車サービス)
 →パートナー:日本交通(タクシー保有数22,000車)
  最近日本でもネット上で認知が進んできたスタートアップ「Uber」のガチ競合。
  今冬予定の東京限定版先行リリース時には、3,300車が配車対応とのこと。
  世界中のタクシー会社と提携することで、世界進出も視野に。

「LINE WOW」(フードデリバリーサービス)
 →パートナー:Woowa Brothers Corp.(韓国最大のフードデリバリーアプリ)
  今秋東京渋谷区限定でソフトローンチ。
  今後は、対象のメニュー・店舗・エリア・配達時間などを順次拡大していくが、
  配達網を構築した後は、デリバリー以外にもサービスを拡大していく予定。
  サービス名が「LINE デリバリー」ではないのは、今後の拡大を見据えての様子。


相変わらず目の付け所が上手いが、上記2つの「リアルタイム×EC」サービスを含むサービス群の横串として投入されるサービスが、下記「決済サービス」。

「LINE Pay」(決済サービス)
 →クレジットカード連携での決済+事前にお金をチャージするプリペイド方式。
  機能は下記の4つ。
  1.決済:LINEのサービス、提携店舗・サービスでの決済ができる。
  2.入金:コンビニ、提携銀行(みずほ・三井)で入金が可能。
  3.送金:銀行口座を知らなくても、相手のLINE Pay口座に送金できる。
  4.割り勘:サービスの購入費用を人数分で分ける機能。

機能としては、「PayPal」や「au WALLET」などに一部近いと思うが、使えるサービス群を自ら作っていくところが、決済系企業とはひと味違うところと言える。
この決済サービス「LINE Pay」を横串にして、「リアルタイム×EC」サービスを拡大していくのが、LINE社の狙いだろう。

最初から「割り勘」機能を用意していることから、「LINE MALL」での決済も当然踏まえており、「LINE MALL」上での売上金とLINE Pay口座の統合、または容易に充当できる機能が、近いうちに対応されると思われる。

気になる点としては、スタンプやゲームやマンガにて使われている「LINEコイン」との関係だが、「LINE Pay」がポイントサービスも想定しているとの話から、「LINE Payポイントの交換先としてのLINEコイン」という形にするのではないか。勿論、「LINE Pay」での決済で「LINEコイン」を購入できるだろう。
これにより、LINEのコンテンツ系サービスとの連携を、より密にすることができる訳だ。

「LINE Pay 」 ー「リアルタイム×EC」
      ↓ ↑
「LINEコイン」ー「コンテンツ」
 

※ コンテンツ=スタンプ・ゲーム・マンガなど

さて、「LINE Pay 」が決済サービスとして上手くいくかは、「リアルタイム×EC」と「コンテンツ」のサービス拡大、および提携店舗・サービスの拡大に掛かっている訳だが、私は浸透する可能性が高いと睨んでいる。少なくとも日本では。
決済サービスを投入・投入予定の企業として、誰しも思いつくGoogle・Apple・Amazonといった超ビッグプレイヤーや、国内の携帯キャリアがいる中で、何故そう思うのか。

それは、LINE社が「EC」と「コンテンツ」という「決済の使い道」に最も先進的に取り組んでいるからだ。
これは、楽天市場と楽天スーパーポイントの関係に近く、提携先に依存せず、「決済の使い道」を有力な自社サービス内でコントロールできるのが強みに繋がるから、と考えている。
自社サービス=「リアルタイム×EC」「コンテンツ」の拡大が、「LINE Pay」の拡大に直結するのが、大きな追い風となる。
同じように取り組めている企業は、テンセントなど中国ネット大手を除くと、おそらく無いだろう。


その他、新たに提供されるサービスは、下記の2つとなる。相変わらず目の付け所が上手い。

「LINE Maps for Indoor」
 →パートナー:百貨店やショッピングモールなどの各社
  商業施設内のナビゲーションサービス。
  百貨店やショッピングモール内での最適な道順を提示してくれる。
  当然、店舗情報を確認することも可能。

「LINE@ ID」
 →プライベートのLINE IDに対するパブリックのID。
  プライベートとは完全に切り離され、仕事用の個人向けIDと言える。


この2つのサービスは、「リアル店舗=LINE@」との連携を想定されたものだろう。

「LINE Maps for Indoor」では店舗情報を確認することができる。
そして、自社の地図サービスなので、各店舗の「LINE@アカウント」を掲載したり、店舗情報を確認したユーザーに対し、クーポン情報を出すことも可能となるのではないか。
お店の近くに来た時に、クーポンを出したい/見たい(但し出されまくるのは嫌)、という店舗とユーザーの両方のニーズを見事に解決したサービスになる可能性が高い。
何しろ、ユーザー自身がアプリを立ち上げ、自ら気になった店舗情報を確認してくれるのだから。現地でのリアルタイムな検索行動を大きく喰う可能性を秘めている。

また、「LINE@アカウント」が店舗単位なのに対し、「LINE@ ID」は社員単位(複数人での1アカウント利用も可能)。
日本人のビジネスユーザーだと、マネージャークラス以上の人以外は、割と公私が混ざるFacebookに悩む人が多いので、そこを突いていると言える。
企業や店舗、社員とユーザーをより近付ける取り組みであると共に、ビジネス的な使い方、即ちメールの代替としての使い方として浸透する可能性を秘めている。
但し、こちらは、利用ユーザーが増えてなんぼの話なので、浸透するのにも時間は掛かるし、浸透させる労力も大変なものとなるだろう。
よって、おそらく「LINE@ ID」を浸透させるために、今後何かしらのもう一手は打つと予測している。



2.エンターテインメント・プラットフォーム
狙いは、「コミュニケーションのネタとなるコンテンツの拡大」へ。

「LINE GAME」では、ラインナップの拡大に専念し、提携やゲーム開発専業新会社の設立で、ゲームコンテンツ力の強化に努める方向性か。

また、当初企画していたLINE Musicは、ユーザーの音楽体験を変えるまでには至らないとの判断で打ち切り。
新たな取り組みとして、新会社「LINE MUSIC」を設立し、定額音楽サービスを年内リリース予定。
詳細は後日。パートナーは、avexとSonyMusic! Sonyを抑えてきた。
相変わらずアライアンスが上手いと言うか強い。

「LINE公式ブログ」「LINE有料公式アカウント」は、かつてCAやGREEも実施したタレント・アーティストを取り込んでの、情報コンテンツ強化の方向性と思われる。

エンターテインメント・プラットフォームの全体の方向性としては、収益頭の「ゲーム」と同等レベルのパワーで「マンガ」「ミュージック」にも攻めていくと思われ、本気度合いを感じるところ。
他のコンテンツにも拡大していくと言っていたので、おそらく「ムービー(映画やテレビコンテンツ)」や様々な「情報コンテンツ」なども企画中で、その他「ニュース」のてこ入れも行われることだろう。

エンターテインメント・プラットフォームは、あくまでも「コミュニケーション」が中心である、というコンセプトに全くブレがないのがスゴい。



3.ビジネス・プラットフォーム
発表では「ビジネス・プラットフォーム」という言葉は使われていない。
だが、ユーザーの同意の下、企業の持つ既存のデータベースや、自社システムとユーザーのLINEアカウントを連携させるパートナープログラム
「LINEビジネスコネクト」が向かう方向性は、まさにこれだと考えている。

現状でこそ、株価などの情報確認や車の停車時間表示など、アドホックでのユーザーコミュニケーションツールの域を出ないが、今後は企業のCRMを支援するプログラムにしていくとの話。
つまり、アドホックなツール導入から、企業のマーケティングプロセスを理解した上で、企業と一緒にマーケティングプロセス改善の提案を行っていくのだと予測している。
何故なら、「広告ビジネス」だけだと、どうしても企業側とユーザー側の利害が相反するものになりやすいが、「仕組みの提供」とすることで、クライアント企業と共通の目的に向かい継続的に取り組みながら収益を得ることができるから。

とは言え、現状では、企業のマーケティングプロセスを理解し提案できるノウハウはないだろうから、今後初期導入してくれた企業の担当者と一緒に、LINE社内の人材を育てながら、じっくりとノウハウを積み上げていくのだろう。
おそらく、現状のメールを駆使したダイレクトマーケティングの提案会社のような方向性を目指しているのではないか。まだ漠然とだとは思うが。

これが上手くいくかは、LINE社が自社内でノウハウを蓄積する方向を目指すかどうかに尽きる。
企業向けの提案でもプラットフォーム志向で売り切りビジネスや月額課金ツール売りビジネスを目指すのなら、上手くいかない可能性が高いと踏んでいる。

(企業側にとってのリスクについて)
まあメールと違って、「LINEビジネスコネクト」は一企業のプラットフォームであるので、クライアント企業からすると、あんまり自社のマーケティングプロセスに深入りさせるのは危険だと思うが、Facebookと比較するとLINE社は広告など企業向けの提案サービスをユーザーの反応を見ながら抑制的にコントロールしているので、Facebookほどのプラットフォームとしてのリスクは無いのではないか。

また、ユーザーを大規模に抱える企業のビジネスは、広告収益に頼ると先細りしやすい(そして先細りするほど営業が暴走しやすい=企業とユーザーの両方にマイナスとなる)が、LINE社の場合はコンテンツ収益やゲーム課金など、別に大きな収益の柱があり体力があるので、企業にとってユーザーにとってもメリットとなる三者がハッピーな取り組みをじっくり行うことができるのが強みと言える。



LINE社の公式まとめはこちら→
LINE、事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」を開催

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