Yahoo!、検索行動データと融合したネットリサーチ「Search Insight」を提供開始
「Yahoo! JAPANでの検索行動データ」×「特定期間でのキーワード検索実績」で、
調査目的に合った候補者を抽出し、「属性、検索動機、検索前後の行動、
キーワードへの関心度」についてのリサーチを行うというYahoo! ならでは
(と言うより独壇場)の強烈無比なサービスだ。

営業的に見ると、何と言っても、リサーチ予算だけではなく、リスティングを
始めとした広告予算を喰い取れる可能性の高い点が実に素晴らしい。

但し、リサーチを行う上では回答者の母数が重要になってくるが、検索の
ビッグワードでない限り調査対象者が非常に限定される可能性があるため、
単価はかなり安くなってしまうことが予想される点が難点か。

とは言え、「Search Insight」への企業担当者からのニーズは高いと思われるので
問い合わせ増加や新規開拓時のキラーコンテンツとして、Yahoo!の広告営業しても
リサーチの営業としても、強力な営業ツールとなることは間違いないだろう。


●2011年12月追記
結果的には、引き合いは多かったもののリサーチビジネスとして上手くはいかず。
実際に調査企画を考えようとしてみると、検索行動データを事前調査の配信条件にする意味があんまりなかったから、とのこと。



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